
ヤナギノギク (2024.9.10 高知市)

ヤナギノギク (2024.9.10 高知市)

ヤナギノギク (2024.9.10 高知市)

ヤナギノギク (2024.9.10 高知市)
ヤナギノギクはヤマジノギクを基本種とする変種である。これは模式産地で撮影したもので、ヤナギノギクとはこれのことである。葉身は確かに細く、短く、オカヒジキのようになっている。高知県固有変種とされることもあるが、RDB上では鹿児島、愛知、静岡で指定があり、Webでは宮崎にも分布するという話もある。兵庫県西宮市の蓬莱峡という風化した花崗岩の崩壊地に生えるヤマジノギクはこのヤナギノギクさながらの草姿となり、ヤマジノギクとヤナギノギクの境界画定は一つの論点となりそうだ。なお、山中 他 (1977) では高知市高見山 (非蛇紋岩地帯) のヤマジノギクについて、葉の形状、毛の状態、顕花の大きさ、舌状花の数や大きさなどの観点でヤマジノギクとヤナギノギクの中間型がある点、そして、そうした中間型は蛇紋岩地帯にも観られる点を指摘している。この模式産地と高見山は直線距離で10 kmも離れていない。
【参考】
高知大学教育学部研究報告 (29) 第3部 「四国南部暖温帯のススキ型草原の一例」 山中二男、秋沢治代、鍵本純子 (1977)

コメント