キタチシマタンポポ (別名 アライトタンポポ) Taraxacum kudoanum TATCW. & KITAM.
ーvar. subreflexum H. KOIDZUMI : オオキタチシマタンポポ
-var. denticulato–marginatum H. KOIDZUMI : コキタチシマタンポポ
-var. nudicollum H. KOIDZUMI : ハマキタチシマタンポポ
-var. angustisquamum : ヒメキタチシマタンポポ
1) 幌筵島以外に生える・・・キタチシマタンポポ
1) 幌筵島に生える
2) 冠毛基部は黄褐色とならず、淡褐白色である・・・オオキタチシマタンポポ
2)冠毛基部は黄褐色
3) 海岸に出て、根頸部の鱗片は無く裸出する・・・ハマキタチシマタンポポ
3) 山地に出て、根頸部は鱗片で覆われる
4) 総苞外裂片の縁に長縁毛が出る・・・コキタチシマタンポポ
4) 総苞外裂片の縁に長縁毛は出ない・・・ヒメキタチシマタンポポ
●詳細
・キタチシマタンポポ
https://tomitaro.jp/tkudoanum/
・オオキタチシマタンポポ
https://tomitaro.jp/tkudoanumvsubreflexum/
・ハマキタチシマタンポポ
https://tomitaro.jp/tkudoanumvnudicollum/
・コキタチシマタンポポ
https://tomitaro.jp/tkudoanumvdenticulatomarginatum/
・ヒメキタチシマタンポポ
https://tomitaro.jp/tkudoanumvangustisquamum/
●考察
幌筵島には1種4変種が分布することになるが、このうち海岸性のハマキタチシマタンポポに関しては根の表皮の色や鱗片の付着具合、総苞外裂片の縁どりなど複数の点で母種および他の3変種と異なっており、また海岸という特殊なハビタットも踏まえると変種としてあえて分けられていることに一応の納得がいく。しかしながら、根の色や鱗片は海岸の過酷な環境に晒された結果と考えれば、明確な差異は総苞外裂片の縁どりのみとなる。オオキタチシマタンポポは特に全体が大型で、また頭花も母種より明瞭に大きいとのことで、倍数性が違うのかもしれない。疑問が残るのはコキタチシマタンポポとヒメキタチシマタンポポである。いずれも確かに母種に対して複数の差異が挙げられており、単にキタチシマタンポポの小さい個体であると安直に結論することは難しいが、両変種間の記載上の差異は大変微妙である。記載文上最も明確な差異は総苞外裂片の縁の長縁毛の有無くらいではなかろうか。さらに両変種とも幌筵島のAtenkeshiのみが挙げられており、同所的に産するようである。実物を見ない限り何とも言えないが、非常に際どい記載なのではないかと想像する。
キタチシマタンポポ変種群の要覧
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